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グラデーションブックス
amazonの本ランキングや、楽天ブックスの本ランキングは、読者に新しい発見や本をブラウズする楽しみをもたらしているだろうか?実は、深いつながりがある、経済学の本と、最近話題のKYについて書いた本を一緒にリコメンドするだろうか?島嶼http://www.blogger.com/img/gl.link.gif生物学と企業の経営について、二つの本を結びつける事ができるだろうか?
先日、クローズアップ現代「ランキンhttp://www.blogger.com/img/gl.link.gifグ依存が止まらない」で、出版業界が抱える問題にスポットを当てた特集が放送された。とても素晴らしいまとめ記事が2008-06-04 今日の「クローズアップ現代」にある。
出版ニュース社の清田代表は、「ランキングで売れているからそれでいいというわけではない。出版の世界は奥が深いし、多様なものがあって、いろんな面白い本がある。むしろ、売れない本、売りにくい本こそ、いい本があって、埋もれてしまっている状況だ」
そのような状況の中、本を扱うサイト「グラデーションブックス」がオープンした。サイトの運営元である、澁川直子氏の言葉を引用する。
「従来の目的型検索やリコメンデーションサービスでは出会うことができな
かった、思いもよらない本を見つけ出せる喜びを提供できればと思います。」
amazonのリコメンドでは、思いもよらなかった発見が無い。極端な言い方をしてしまえば、amazonのオススメ本ばかり読んでいては、世界観が広がらない。だからこそ、人は、本屋に足を運び、本を買う。本好きの知人から、面白い本について教えてもらう。憧れている人が読んでいる本を、自分も読む。
上記に引用したブログ中にも書かれている通り、ランキングを見て本を購入する読者は、年に本を数冊しか読まないユーザである。たくさんの本を読んでいる人は、複数のジャンルを超えて、面白い本を発見し、つながりを見つけ出す英知を持っている。年間数冊しか読まない読者も、年間200冊読む読者と同じように、面白い本に出会えるサイトが、グラデーションブックスであるような気がしている。
技術本やビジネス本などの実用書しか読まなかった私も、このサービスをきっかけに小説やミステリーを読み出してみた。そんな、きっかけを与えてくれた面白い本を集めてくれている本棚をいくつかリンク。
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Saitoさん