脆弱性。
将来において改善されそうなiPhoneの仕様 or バグの一つが話題になっている。パスコードロックがかかっている画面から緊急電話をクリックした画面でホームボタンをダブルクリックすると「よく使う項目」にアクセスできてしまう。(表示された画面のキャンセルボタンも機能しないし、おそらくバグ)
脆弱性回避のために、
設定 -> 一般 -> ホームボタンで、「よく使う項目にチェックされているフィールドを、「ホーム」にしておく。
P.S.
パスコードロックの画面では、スクリーンショット機能は起動できないが、緊急電話をかけるための画面では、スクリーンショット機能が利用できた。(ただし、実際は、壁紙しか映らなかった。)
関連記事
l'essentiel est invisible pour les yeux
Friday, August 29, 2008
iPhoneのセキュリティ向上のために設定しておくべき事
Tuesday, August 26, 2008
ワイヤレス共振エネルギー・リンク(WREL)と物体プログラミング
「机に座り、起動時間が3分程かかる窓のアイコンを眺めつつ、ただ待つ。モデムのスイッチを入れて、PPP接続アシスタントを立ち上げ、青いeのアイコンをクリックする。さぁ、インターネットを始めるぞ!」13年程前か。そんな時代が、随分と懐かしく感じる。
iPhoneの登場が、私達のオフラインでいる時間を無情にも奪う。Firmware 2.0.2でも、電波状況は(まだ)悪いけど、場所を選ばすにSafariが立ち上がり、Google Readerを読めるのはとても魅力的だ。オンラインでいる時間が増えるから、ライフストリーミング系のアプリケーションが盛り上がるわけだ。パーベイシブコンピューティング、インターネットは場所を選ばず利用できるようになりつつある。原丈人氏の言葉で言えば、PUC(パーベイシブユビキタスコミュニケーション)だろうか。GPS, WiFiをiPhone上で使っていて、電池の減りがいつも気になる。iPhoneは、バッテリーの交換が出来ないのに。
瀧内氏と飲んでいる時にも、よく盛り上がる話題の一つが、ワイヤレス給電だ。
WiFi同様に、電力が場所を選ばずに利用できる時代、町中に"パワースポット"が普及するのはいつ頃だろうか?といった内容の話をする。人体に影響を与えず、利用料に応じて課金される従量制。そんな電力スポットの登場が待ち遠しい。
インテル・デベロッパー・フォーラム(IDF)Fall 2008で、MITで研究されているWREL(Resonant Energy Link)のデモが公開された。
via 2050 年までに人間と機械はより一層近づくと講演
ノートブック PC を持って空港や部屋に入るだけで、バッテリーが消耗するどころか充電されるとしたら…。MIT の物理学者の理論をもとに、インテルではワイヤレス共振エネルギー・リンク(Wireless Resonant Energy Link:WREL)の研究を行っています。ラトナーは、電源プラグも電線も使わずに、60 ワットの電球を点灯してみせました。60 ワットは、標準的なノートブック PC の消費電力を上回る電力です。
WREL の素晴らしい点は、電力をワイヤレスで安全かつ効率的に供給できることです。この技術は強結合共振器を使用します。訓練された歌手が声でガラスを割ることができるのとよく似た原理です。これはガラスの固有振動数で音響エネルギーが吸収されることと同じ様に、受信側の共振器の固有振動数と共振することで、エネルギーは効率よく吸収されます。このテクノロジーをノートブック PC などに搭載すれば、送信側の共振器から数十センチの距離に近づけることでバッテリーを充電することが可能になります。
WRELは、MITの物理学者Marin Soljacic氏らの研究をベースにしている。関連記事は次の通り。
このプレスリリースには、ポイポイカプセルを思い起こさせるような一節がある。「物体もプログラム可能に:形を変えるコンピューター」と題して、次のように記載されている。
インテルではまた、何百万個もの「catom」と呼ばれる微小なマイクロロボットによって、自在に形状を変えることができる素材の研究を進めています。この素材をコンピューティング機器の筐体やディスプレイ、キーボードの製造に使うことにより、ユーザー固有の形状にすることができます。例えばノートブック PC ならば、ポケットに入れるときは小さくなり、携帯電話として使用するときは受話器の形になり、インターネットを閲覧したり映画を見るときは、大きく薄くなってキーボードも現れる、といったことが可能になります。
インテル面白いなぁ...
Friday, August 08, 2008
robots.txt 2.0の書き方
海の向こうで話題になっていた時は、その圧倒的な力に感心する程度であったが、実際に日本でもGoogle Street Viewが、リアルクローラーを走らせているとなるとプライバシーが気になる。公共の道路で撮影された映像には、著作権は存在しなく、まずい画像については、モザイクやユーザからの投稿で対応していくとの事だが、土地所有者や人にもrobot.txtを書く権利を与えてくれてもいいだろう。
「ベッドルームの撮影はお断り」との事だ。
クローラーがVanでなくて、小型偵察機や昆虫のような大きさまで小さくなった時には、どうなるのだろうか。拡張現実社会の到来にむけて、実世界におけるrobots.txtの書き方を真剣に考えるべき時である。
撮影された画像に著作権が無いとすれば、Google Street View上に広告を配信することは可能なんだろうか?ネタ画像を探そうと、みんながどこを探しまわっているかは、だいたい想像がつく。何よりGoogleには、Google Street View上での膨大なユーザのアクティビティログが残っている。ユーザが良く訪れる場所に広告を出して、「一部、拡張現実です」と明記している事はいけないのだろうか?
ザッツ監視社会はどのような世界なのか?
覗いてみたい方は、大統領暗殺の濡れ衣を着せられた一人の男の物語、ゴールデンスランバーを一読してみると良い。街中に設置されたセキュリティポットは、犯罪をおかさない善良な市民にとってはいいかもしれない。しかし、この男は、"見えない力"によりオズワルドに仕立てられた男なのだ。
Google.govなんてくそくらえ。