l'essentiel est invisible pour les yeux

Monday, March 26, 2007

絵に描いた餅

大学も卒業し生まれ育った京都も今月一杯。

チャーチルの「過去にこだわる者は未来を失う」という言葉があるが、現在自分が何をすべきかに焦点を合わせて最高の力を注ぎ込めない人間は大きな事を成し遂げられない。



人の精神は非常に繊細にできている。
過去の事を引きずり悩み迷う。周りの人の気持ちや受けた恩義などが意思決定において影響を及ぼす。それらの過去が生活におけるありとあらゆる所で影響し判断を鈍らせる。これらの答えもゲーム理論が明快な答えを示してくれるだろうか?

「大学4年間で何を失ったか?」と聞かれれば「大人になったこと」。

  • 人の気持ちを考え発言するようになった。
  • 一歩引くことも覚えた。
  • キツイ言葉もオブラートにつつんで言えるようにもなった。
  • いい奴と思われるように行動する。
  • 周りに合わせる。
大学4年間で「他の人が扱いやすい人間」へと成長した。
全くつまらない人間だ。組織の中で歯車として働くならいい歯車になれるかもしれない。
真に大切な事は、周りの人に気を使うことではなく、絶対目標において貢献することだ。
わりかし自己を抑えて遠慮して生きてきましたが、4月からこういったつまらない振る舞いは全て辞めることにします。

中途半端では何一つ楽しめない。
何かを成し遂げるには、周りから異常者とも見られるくらいとことんやらなければいけない。過去の経験や感情など周りの外的要因に惑わされている人間に誰が惹かれるだろうか。未来を見て信念を持ち、楽しいと思える事に向かって異常なエネルギーも持って突き進まなければならない。


昔、クラブの顧問の先生とよく言い争いをした。闘争することが大好きだったが、その時にいつも言われたのが、「絵に描いた餅」だった。顧問に屈しないその姿もあって、ヒトラーと冗談じみたあだ名がついた。「絵に描いた餅」にならないように4年間プログラムを書き続けてきた。本当のお楽しみはこれからだ。