l'essentiel est invisible pour les yeux

Friday, March 30, 2007

[雑記] コンシューマー事業で闘うということ

コンシューマー事業では、ユーザは製品・サービスを通じて企業を鏡写しに見ることになる。

流行や趣向の変化が激しいこの戦場では、ある時期に出されたサービスだけでなくサービスを通じて形成される企業のブランドを高めることがとても大事である。コンシューマー事業のトップに立つ人間が中途半端なビジョンしか頭になく、自信と信念を持ってビジョンを対外的に示せないとなればコンシューマ市場での勝負は必ず敗北する。

コンシューマ事業では単一の製品やサービスを購入することは、個人が購買を決めた製品を提供する企業を支持することに等しい。その戦場でユーザを虜にし勝つために必要な 事は「自分達が提供するビジョンを信念を持ってプロモーションできるリーダー」と「不可能に思えるビジョンを可能にしてしまう情熱溢れる天才エンジニア」である。

自分の作るサービスや製品が市場でどのように普及し使われるかを一番理解し示さなければいけないのはコンシューマー事業を率いるトップだが、皮肉にもユーザの方が企業の価値やブランドを企業内部の人間より正確なものさしで見ていたりする。