l'essentiel est invisible pour les yeux

Thursday, December 28, 2006

[日記] 2006年を振り返る

漫才という夢に向かって走っている一年目の友達がこんなことを書いていた。

話は少し変わるが最近、昔からの付き合いの友達と遊んでいても、合わないと感じる事が多くなったような気がする。
空気がぬるいというか何と言うか。
まあやっぱり普通に就職していく人と自分の本当にやりたい事を追求していく人とはどうしたって空気の違いが出てくるものだとは思う。


Life is beautifulでUIEJ立ち上げメンバ募集という記事を見つけ、気がついたら応募していたのがちょうど一年前だった。今年一年は本当に長かった。そしてきつかったが楽しい一年だった。

技術スキル的な成長もあるが、面白い人達と出会い考え方が大きく変わった。働き出して3年目の大学3年ぐらいまで、友達が書いている事と全く同じことを感じていた。

私の場合は、自分にバリアを貼ることで周りへの興味・関心をなるべく排除した。そうしないと、一人で走り続けるだけのモチベーションが維持できないような気がしていた。なぜか、ずっと一人で走っていると思いこんでいた。この業界は特殊だし、友達と夢を語り合うこともなかった。だから友達とはそんな話は全くしなかったし、「友達は友達。私は私」と勝手に分け隔てていた。

誰でも自分自身を周りから隔てるという事はあるのかもしれない。
オリックスの清原選手もプロに入ったときに周りのノイズを排除して自己に集中するために、番長というキャラクターを作り出し近寄りがたくしていったとテレビで語っていたし、サッカーの中田選手も感情を表に出さないように自分を作っていったと話していた。

今年は環境も大きく変わり、一年の半分近くを東京で過ごした。
物事の考え方も大きく変わった今だから振り返れる。私の場合は、バリアを貼って自分のモチベーションを維持してきたことにはメリットもデメリットもあったと思う。メリットは、モチベーションを維持し走ってきたことで強力なスキルを手にした。デメリットは、周りへの関心・興味が薄れ自己中心的になり、非常に狭い感性しか持てなくなったことである。今年は、自分に自信が持てるようになりバリアを外すよい時期だったのかもしれない。

そんな時に、エッジが効いている人が集まっているUIEJの人達に出会うことができた。
某世界的大企業出身のPMはタッチラインを割っていても割っていないというようなジャイアンぶりだし、理系の日本一の大学出身なのにものすごい柔軟な頭だしベンチャーの社長でもあり田園調布に住んでいたという面白い人もいるし、毎朝自転車で20kmぐらいの距離を通っていて映像系の出身なのにプロジェクトマネージメントを行いプログラムも書くマカーな人がいたり、自称問題児という今までであったことに無い新しいメイド系の楽しい人がいたり、笑顔がステキなトムクルーズがいたり、ホストだと思っていたらネットナンパ師だった人がいたり、CEOはマッドサイエンティストだし、社長は○○に凄い詳しいし、キャラクターに富んでいる。
(全てほめ言葉です。念のため。)

本当にすばらしい人達と一年間一緒にやれて、人を隔てることもなくなったしその人達のステキなところと自分のステキなところで何か起こせないか?常にそう思う。機会はそこら中にあって広く興味をもち感性を磨いておかないと見逃してしまう。

今年は出会いも別れもあったが、いい出会いや別れを経験することで物事を考えることでその人の感性や人間がつくられる。いい一年だった。
未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ

というアラン・ケイ氏の言葉の通り、未来は創るものだと思う。シアトルかシリコンバレーに渡りガレージベンチャーを起こすまでに色々なステキな人と出会い影響をうけたい。また、そんなエッジの利いた人達に「この人と何かやると楽しそう」そう感じさせるオーラを出せるように自己を磨いていきたい。

人生はあっという間だ。どうせなら楽しいほうがいい。
最高のチームを作り、未来を創造することで時代をつくる。これが自分の人生の楽しみだと思っている。