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Sunday, February 11, 2007

GoogleによるBlackboxな支配を許さないユーザの力

via グーグルを超える中国の検索サービス「百度」、その強さの秘密とは

中国で62%を誇る検索エンジンBaidu. Googleと違いコミュニティ機能が充実・ユーザが作り上げる辞書・Q&Aサービス等の集合体のようである。2007年には日本市場に参加する考えもあるとの事。

さて、どんなサイトかと覗けばGoogleそっくりのインタフェースに思わず笑ってしまった。さすが中国である。しかし莫大な人口を持つ中国のユーザによるアップロードの力を過小評価すればGoogleとて笑ってはいられない。

NHK“グーグル革命”の衝撃 あなたの人生を“検索”が変えるでもGoogleの検索結果により莫大な損害を被った会社が取り上げられていた。SEO会社はGoogleがPageRankをBlackboxにしてくれるのを喜ぶが、Googleの独占体制にいい気がしない人は少なくないはずである。

卒論でユーザのアップローディングにより、検索エンジンのランキングを作っていけないだろうか?というテーマについて一部考えたのだが、21世紀急増する人口の力を活用し、インターネットにおけるランキングやアクセスパスもアップローディングにより決定されるような「現実の世界にある人間の暖かみのようなもの」を旨くアルゴリズム化しWWWの世界に適用することができれば、"Google政府"が考える、全てを(Googleの)プログラムが決定する無機質なWWWの世界の牙城を崩すことができるかもしれない。

と考えてみる。